初めて宇多田ヒカルを知ったのは、あの名曲Automaticでした。
丁度パソコンを使い始めた頃で、コンピュータースクリーンの文字に手を当てるとあったかい、そんなニュアンスの歌詞が妙にせつなく感じたものです。
いま宇多田ヒカルの約8年ぶりの新しいアルバム、Fantômeを聞き込んでいます。
Fantome(ファントーム)、フランス語で「幻」「気配」などを意味するそうです。
年末の小田和正さんのクリスマスの約束にゲスト出演した時に、小田さんがとってもいい映画のサウンドトラックをきいているような素晴らしいアルバムだとコメントしていました。小田さん絶賛してました。
一曲ずつきいているとその曲ごとにそれぞれ見たこともない映画のシーンが目に浮びます。
今回の収録曲はなくなったお母さんへの思いが込められている曲が多いようで、「花束を君に」はその代表曲ですね。
私の好きな「人魚」も幻想的で物悲しい曲。
ヒッキーが優しい声で歌っています。心の琴線に触れる曲です。